津波対策の為に、太平洋に面した当市の海岸線の西の端から、東の端まで、土盛りによる堤防を築く為の工事が、当市の海岸線一帯で始まっています。 土盛りによる堤防を築く為に使用する、380万トン?の土砂を阿蔵山から搬出して、海岸の近くの広大な空き地にストックしています。 連日、10トンダンプを50台も、100台も使って、一日4往復ほど運んで積み上げたら、「チリも積もれば山となる」で、巨大な土砂の山が出現しました。 また、土盛りによる堤防を築く際に、土砂とセメントを混ぜて、堤防の芯を固化して強化する為の、「生コン製造プラント」のような「プラント」が、海岸に建てられ稼動しています。 |
なお、下の写真に写っている壊れた車両は、2014年11月6日の午前中に行なわれた、「津波災害」の「関東ブロック」の「消防訓練」に使用した物です。 |
土盛りによる堤防を築く為に、直ぐ南隣の海岸の防風林(防災林)の松が伐採され、土(砂)が露出しています。 |
海岸の土盛りを見ても、どの程度の完成度かは分かりませんが、既に、2016年3月に於いて、海岸に沿って、延々と土盛りが築かれています。 当地で創業した住宅メーカーが寄付する300億円では足りず、県も300億円出し、更に、寄付も募っているようです。 |
2015年の年末から、2016年の正月にかけて、地元住民が海岸に出られるように、立ち入り禁止を解除した時に、早朝散歩の途上、土盛りの上を散歩してみた時の写真です。 土盛りの上のコンクリートのような色をした部分が、土砂にセメントを混ぜて固めた「CSG」の部分のようです。 |
天竜川の河口の西の、五島海岸の方の工事現場で、砂丘を一定のレベルまで掘って、整地をしてから、堤防を築くようです。 |
数ヶ月経過した上の写真と同じ工事現場で、雨水で水溜りが出来ている部分が、土砂にセメントを混ぜて固めた「CSG」の部分のようです。 |
上の写真の工事箇所ですが、後は、堤防の斜面に苗を植えるだけのようです。 |
左手に、東西に延びているのが旧来の堤防です。 |
五島海岸の方の防潮堤建設現場への工事車両の通り道に成っている、旧来の堤防の上の道路の入り口の脇に立っている表示板です。 |
「CSG」を製造するプラントが海岸で稼動しています。 |
上記の工事現場から5キロほど離れた別の工事現場にも、同様の「CSG」を製造するプラントが設置されていて、「CSG」を製造するプラントの説明板が立てられていました。 |
建設コストを抑える為に、「CSG」を製造する材料として、海岸の砂も使うようで、海岸に沿って砂の山が築かれています。 |
海岸の砂丘の北、松の木が植えられている北側に、土盛りが築かれてい、その北側にセメントサイロのような物が立っています。 |
土盛りによる津波堤防の斜面に、苗木を植えている工事現場も在り、このような所は工事の最終段階のようです。 |
海岸で、建設会社3社が特定建設工事共同企業体を組んで、津波堤防を建設している工事現場に立っている説明板です。 津波堤防を建設している海岸の工区毎に、それぞれ、建設会社3社が特定建設工事共同企業体を組んで、津波堤防を建設しているようです。 なお、準大手の建設会社が請け負っている工区では、建設会社2社が特定建設工事共同企業体を組んで、津波堤防を建設している工区もあります。 |
海岸で、建設会社3社が特定建設工事共同企業体を組んで、津波堤防を建設している工事現場の直ぐ近くに設けられている、「共同の現場事務所」の周囲を囲む壁に取り付けられている看板です。 |
土盛りによる津波堤防の斜面に、苗木を植える作業が始まっていますので、この辺りも工事の最終段階のようです。 |
土盛りによる津波堤防の斜面に植える苗木です。 普通の「クロマツ」は「松くい虫(松の材線虫)」に感染すると枯れますが、「抵抗性クロマツ」は「松くい虫(松の材線虫)」に感染し難いのか、あるいは、感染しても枯れ難いのだろうか? 津波堤防の直ぐ北側に沿って東西に延びている防災林の「クロマツ」が、「松くい虫(松の材線虫)」に感染して枯れるのを防ぐ為に、「松くい虫(松の材線虫)」を媒介する「マツノマダラカミキリ」という「カミキリ虫」を駆除する目的で、春から初夏に掛けて年二回ほど、近くに民家の無い地域はヘリコプターで農薬(殺虫剤)を空中散布し、近くに民家の有る地域は放水銃のように、遠くまで農薬が届く動力噴霧器で農薬(殺虫剤)を地上散布しています。 浜名湖の岸辺に近い所を散歩したり、車で走っていて、「クロマツ」が沢山生えているのを見ますが、「松くい虫(松の材線虫)」に感染して枯れた松を見たことが無いので、地下水に、ある程度以上の濃度の塩分が含まれていると、「松くい虫(松の材線虫)」が生息できないのではと推測しています。 海岸の防災林は、間に砂浜や砂丘が在って波打ち際から距離が相当遠い上に、防災林は標高のある砂の山の上に在り、松の根が地下水まで達していない為に、松の木が、ほとんど塩分を吸わないので「松くい虫(松の材線虫)」に感染するのではと推測しています。 海岸から海水をポンプで汲み上げて、防災林が在る砂の山にパイプラインを敷設して、防災林が在る砂の山に少しずつ塩分を供給して、「松くい虫(松の材線虫)」が生息できないようにしては、と思っています。 その際、打ち寄せる波の力を、ポンプの動力源として利用すれば電源は不要です。 |
東西に延びている工事用道路が、以前からの土盛りによる堤防の上です。 |
津波堤防が完成した工区に立てられている、津波堤防の完成を祝う看板です。 市内で、時たま見つかる不発弾を海岸に運んで、砂浜に埋めて爆破処理する海岸の東側の海岸です。 なお、不発弾は、第二次世界大戦の際に、連合国(主に米軍)が海から、市内の軍需工場や国鉄の工場、鉄道の駅などを標的にして、戦艦などで艦砲射撃をした際の砲弾の不発弾です。 |
堤防の斜面に「試験植栽」した苗木が生長し始めています。 |
なお、津波堤防の西の方の、浜名バイパスの坪井インターと馬郡インターの中間の辺りから、西の端の「今切れ」の辺りまでは、津波堤防の表面を土盛りではなくコンクリートで作るようです。 |
「やらまいか」=「とにかく、みんなでやろう」(標準語?) |
写真の左側が、土盛りによる浜名バイパスを、コンクリートで守っている従来からの堤防で、写真の右側の奥の方で建設している堤防が津波堤防ですので、浜名バイパスの路面より、相当に高いので、今までは太平洋や砂浜や、砂丘などを望みながら走行できましたが、津波堤防が完成すると、視線の高い観光バスからでも海を見られなくなりそうです。 |
浜名バイパスの北側から津波堤防を見ると、浜名バイパスの路面より相当に高いので、津波堤防が完成すると、車で走行しながら海を見られなくなりそうです。 写真に写っている、大型トレーラーに積まれている海上コンテナの高さが、観光バスと同じぐらいの高さですので、視線の高い観光バスからでも海を見られなくなりそうです。 |
右側が浜名バイパスで左側が建設中の津波堤防です。 |
海岸に出られる箇所が何箇所か確保されました。 なお、工事の進捗状況に応じて、海岸に出られる箇所や期間が変更されるようです。 |
工事用コーンの親子? 毎日、幼子を連れて頑張っています? 以前からの土盛りによる堤防の上の工事用道路と、以前からの土盛りによる堤防の海側に、もう一本の工事用道路が平行して延びていて、大型ダンプカーなどの工事車両が、一方通行で、「擦れ違う」ことなく走行できるようになっていて、日曜日には工事が行なわれないので、海側の工事用道路を、海や砂丘に生えている砂丘植物を見ながら早朝散歩しています。 |
津波堤防の上から望む渥美半島です。 樹木の手前の工事用道路が、以前からの土盛りによる堤防の上です。 |
我が家から真南に行った海岸の、防潮堤建設工事現場への工事車両の出入り口の脇に立っている表示板です。 |
海岸の津波堤防の上から望む富士山です。 |