エアーポンプの空気弁の修理
 
 エアーポンプの空気の量を最大にしていると、「空気弁」が壊れ易くなるのか、あるいは、エアーポンプを沢山使っている為か、はたまた、太陽電池を電源としていて、朝夕の電力不足の時間帯に、エアーポンプが断続的に動作する為か、エアーポンプの「空気弁」がよく壊れ、空気の量が少なくなったり、空気が全く出なくなったりします。
 
 物置?の軒下に「ぶら下げてある」エアーポンプです。
 
 二台の「e-AIR 6000」を商業電源で、24時間・常時稼動させている他は、全て太陽電池を電源にしてるエアーポンプです。
 
 写真の時点で、「e-AIR 6000」を4台と、「e-AIR 4000」を4台と、「e-AIR 1000」を1台使ってい、最盛期?に比べたらエアーポンプの台数を減らしたので、使っていない、予備のエアーポンプが沢山有ります。
 
 今後、経済的に余裕が出来て、自宅の屋根にソーラーシステムを設置して、電気代を気にせずに、電力会社の電気を存分に使えるようになったら、写真のような、「ダイヤフラム式」のエアーポンプを使うのは止めて、空気の吐出量が多くて、耐久性に優れた、「ピストンポンプ式」の「浄化槽ブロアー」を使うようにしたいです。
 
エアーポンプ」
 
 
 交換用のポンプの部分だけを、「スペアパーツ」として売っていますが、新品の「エアーポンプ丸ごと」の価格の40パーセント程する上に、既に、交換した「ポンプの部分」が沢山溜まってい、ただ、このまま「スペアパーツ」に交換し続けると、交換した「ポンプの部分」が溜まる一方です。
 
 「スペアパーツ」として売られている「ポンプの部分」です。
 
エアーポンプの「スペアパーツ」
 
 
 壊れているのは「空気弁」だけなので、薄いゴムのシートを「空気弁」の形に切って、壊れた「空気弁」と交換したら、元のように空気が出るようになりました。
 
 「e-AIR 4000」の内部です。
 
 電磁石のコイルに、AC100Vの交流電流を流して、電磁石のコアを、N→S→N→S→・・・・・と、交流の周波数の回数だけ交互に磁極を変化させて、コアと対面している永久磁石を、磁力による吸引と反発で周波数の回数だけ振動させて、その高速の振動でダイヤフラムを「ペコペコ」させる仕組みです。
 
 ダイヤフラムは、手動式の灯油ポンプの、手で握って「ペコペコ」させる部分に相当しますが、ゴムが厚くて丈夫で滅多に壊れず、壊れるのは、もっぱら、ダイヤフラムに覆われた内部に有る「空気弁」だけです。
 
エアーポンプの「ポンプの部分」
 
 
 「e-AIR 6000」から取り外した「ポンプの部分」です。
 
 一つのダイヤフラムが、一つのポンプとして働くので、二つのポンプとして働き、それぞれの吐出口から空気が出ます。
 
エアーポンプの「ポンプの部分」
 
 
 「e-AIR 6000」から取り外した「ポンプの部分」から、ダイヤフラムを外した状態です。
 
エアーポンプの「ダイヤフラム」を外した状態
 
 
 上の写真の中央の部品の側面です。
 
 汚れていて見難いのですが、「空気弁」と、「空気弁」を押さえ付けて固定する為の、半円形のシリコンゴムの「弁押さえ」が見えます。
 
 見えている側面の裏側にも同じ構造が有るので、「空気弁」が二つ有ります。
 
エアーポンプの「ダイヤフラム」を外した状態
 
 
 上の写真の部品のネジを外して分解した状態で、部品の内面に、「空気弁」と、「空気弁」を押さえ付けて固定する為の、半円形のシリコンゴムの「弁押さえ」が見えます。
 
 ポンプごとの、それぞれに、「空気弁」と「弁押さえ」が有るので、中央の部品の内部にも「空気弁」が二つ有ります。
 
エアーポンプの「ダイヤフラム」を外した部品を分解した状態
 
 
 取り外した「空気弁」と「弁押さえ」です。
 
エアーポンプの「空気弁」と「弁押さえ」
 
 
 切れたり、切れかかったりしている「空気弁」の代わりに、「空気弁」の形にハサミで切って使った、100円ショップのダイソーの「シリコーンラップ」です。
 
 エアーポンプに使われている「空気弁」と同じような、厚さと弾力性、硬さのゴムシートは、なかなか見つかりませんでしたが、ゴム手袋やゴムシートなど、さまざまな材料を試した中では、100円ショップのダイソーの、「シリコーンラップ」が最も空気の出が良かったです。
 
 小さな円形の凸が配列されている部分も、「空気弁」として使えるかも知れませんが、沢山入手して有るので、周りの凸の無い部分を使っています。
 
 なお、上記の「シリコーンラップ」は「低硬度」で、元の「空気弁」に比べて「軟らか過ぎる」ので、厚さが0.5mmで、「中硬度」のシリコンゴムシートを使う方が良いかも知れません。
 
 シリコンゴムシートは、ホームセンターでは見ませんので、ネット通販で買うしかないかも知れません。
 
100円ショップのダイソーの「シリコーンラップ」
 
 
 100円ショップのダイソーの「シリコーンラップ」を、「空気弁」の形にハサミで切って取り付けた状態です。
 
 ダイソーの「シリコーンラップ」は、半透明なので「空気の通る孔」が透けて見えています。
 
 「空気の通る孔」が塞がれば良いので切り方が雑です。
 
 ダイソーの「シリコーンラップ」は、片面が「密着の良い面」で、もう一方の面は「ツルツルの面」ですので、指の腹で触って確かめて、「密着の良い面」を使って「空気の通る孔」を塞いでいます。
 
 なお、部品の汚れは、使い古しの歯ブラシに「歯磨き」を付けて磨き、エアーフィルターは、洗剤を付けて指で揉んで汚れを落として、天日干しして、完全に乾燥させて使っています。
 
エアーポンプの「ダイヤフラム」を外した部品を分解した状態
 
 
 エアーポンプを沢山使っている上に、私はケチなので、壊れた「空気弁」を交換していますが、エアーポンプを一台や二台使っているだけの方は、「スペアパーツ」を買って交換して下さい。
 
 「スペアパーツ」を使えば簡単で確実です。
 
 「スペアパーツ」を使って交換すれば、磁力の弱っている?永久磁石も、同時に交換することになるので、新品同様のように空気の出が良くなると思います。
 
 私のようなケチな事をしようとする方は、「百万パーセント自己責任」でやって下さい。
 
 
 
 
 
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