渥美半島と知多半島
 
 太平洋と浜名湖を水路で結ぶ、「今切れ口」の東岸から、西の方向に、西へと延びる渥美半島を望めます。
 
 渥美半島は長くて、距離が遠いので、視界の良い日でも、遠方の山々のように薄青色に見えます。
 
 なお、下は再利用の写真です。
 
渥美半島
 
 
 太平洋と浜名湖を水路で結ぶ、「今切れ口」の東岸から、西の方向に、西へと延びる渥美半島を望め、視界の良い日には、伊良湖岬の西方の、対岸の志摩半島を望めます。
 
 更に特別に視界が良い日には、紀伊半島の陸地が、南の方まで延びているのを望めますが、ごく稀にしか見られません。
 
 なお、下は再利用の写真です。
 
伊良湖と志摩
 
 
 我が家を出発して、浜名バイパス(国道1号線)を通って潮見坂まで行き、潮見坂の大きく曲がりくねった古い国道1号線の坂道を上り、坂を上り切った先で、古い国道1号線から別れて、渥美半島の南岸に沿って東西に延びる「表浜街道(国道42号線)」に入り、右左折一切無しで、周りに畑が広がる街道を西進し続けると、早朝であれば、所要時間1時間10分から、1時間15分ほどで伊良湖岬に到着します。
 
 帰りは、田舎道ながらも車が多くなり、また、時間を気にしないので、古い国道1号線を通り、1時間30分から1時間40分ぐらい掛ります。
 
 渥美半島の南岸に沿って東西に延びる「表浜街道(国道42号線)」から、途中で「豊橋東バイパス」に入り、「潮見バイパス」、「浜名バイパス」と帰ってくれば、信号機一つも無しのノンストップで、「豊橋東バイパス」と「潮見バイパス」は車の流れが80キロぐらい、「浜名バイパス」は車の流れが100キロぐらいで、かなり時間を短縮できますが、帰りは時間を気にしないので。
 
 我が家から伊良湖港の入り口の辺りまでの走行距離は68キロほどです。
 
 なお、下は再利用の写真です。
 
伊良湖岬
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路を北上して、中部電力の渥美火力発電所の、北の端の辺りまで行くと走行距離は78キロほどになります。
 
 伊良湖港の北の堤防道路上からは、南の方向に伊良湖岬や、その直ぐ先の海に浮かぶ神島を望め、南南西の方向に志摩半島の東の海に浮かぶ答志島と菅島という大きな島を望め、その先には、伊良湖の対岸の鳥羽を望め、志摩半島までの距離が近いので、肉眼でも答志島と菅島が大きく見え、対岸の鳥羽に並び立つ観光ホテルのような大きな建物も見えます。
 
 北北西の方向には、対岸の知多半島と、知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ篠島や日間賀島、佐久島を望めます。
 
 この辺りは堤防道路の幅が広い上に、ガードレールを間にして、堤防道路の直ぐ東側を、堤防道路に沿って一般の道路が延びているので、わざわざ堤防道路に入るのは、釣り人の車ぐらいだけですので、どこにでも気楽に車を駐車できます。
 
 伊勢湾は広大な為に、名古屋や四日市の方向は水平線しか見えません。
 
 視界の良い日には、水平線の上に、紀伊半島の山々が名古屋の方まで続いているのを望めます。
 
渥美半島の西岸
 
 
 伊良湖港の突堤の南方に神島を望めます。
 
 島の北側の西の端の方に街や港が在るようです。
 
 伊良湖岬と神島の間の海が伊良湖水道で、伊勢湾に出入りする大型船や巨大船は、伊良湖港の突堤と背後の神島の間の海を通航していきます。
 
神島
 
 
 知多半島の南端の師崎です。
 
師崎
 
 
 伊良湖港の北の堤防道路上から、西に広がる広大な伊勢湾を望め、伊勢湾内に在る名古屋港や四日市港、知多湾に在る衣浦港、三河湾に在る豊橋港や蒲郡港に出入りする大型船が航行するのを望めます。
 
 LNGタンカーです。
 
 手前を航行している船に比べて相当大きいです。
 
 海上保安庁の「伊勢湾海上交通センター」のホームページのトップページの、「その他」の項目から、「伊良湖水道航路通航船舶写真」のページを見て、そのページから「LNG船」のページを見てみると、総トン数で、10万トン位の船のようです。
 
LNGタンカー
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見みられますので、ある程度以上の大きさの船は、伊良湖水道や伊勢湾内を航行するのに、同センターへの「航路通報」の届出が必要なようです。
 
 大型船や巨大船が、それぞれ同じような間隔で伊勢湾に入ってきますので、それぞれの船の航行する時刻を、同センターが調整(通航管制)しているようです。
 
 なお、伊良湖岬の山の上の建物が「伊勢湾海上交通センター」で、伊良湖岬と右手の神島の間の伊良湖水道を通って、大型船が伊勢湾に出入りします。
 
伊勢湾海上交通センター
 
 
 伊良湖岬と神島の間の伊良湖水道を通って、伊勢湾に入ってきたLNGタンカーです。
 
 同じような形状、大きさのLNGタンカーですので、区別し難いのですが、上の写真のLNGタンカーの通過から遅れて、40分ほど後に伊勢湾に入ってきて、前船と同様に名古屋港や四日市港の方向に航行して行きました。
 
 背後の神島と対比して見ると相当大きいです。
 
 この「LNG船」も、総トン数で、10万トン位の船のようです。
 
 「伊勢湾海上交通センター」と他の「海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を一週間先まで見れますので、詳細に見てみると、「LNG船」は、最大クラスで、12万トンから13万トンで、それ以上大きい「LNG船」は見当たりません。
 
 ガスタンカーはオイルタンカー以上に危険な為に、オイルタンカーのような巨大な船が存在しないのでは。
 
LNGタンカー
 
 
 コンテナ船です。
 
コンテナ船
 
 
 コンテナを積み下ろしする為のクレーンを装備したコンテナ船です。
 
コンテナ船
 
 
 客船です。
 
 さまざまな物を運ぶ大型船や巨大船は、前方を航行している大型船や巨大船との間隔を保って、同じような速度で進んで行きますが、時刻表通りのスケジュールで運行している客船は、物を運ぶ大型船を追い越して行きます。
 
客船
 
 
 トヨタの田原工場の埠頭によく接岸している、船体の側面にイルカが描かれている自動車運搬船(自動車専用船)ですが、名古屋港の方向に航行して行きました。
 
自動車運搬船(自動車専用船)
 
 
 伊良湖港を出港して対岸の鳥羽港に向かう伊勢湾フェリーです。
 
 前記の船に比べると小さく見えますが、総トン数で、2400トンほどのようです。
 
 「大船に乗ったつもり」という表現が有りますが、このぐらい大きい船であれば、「大船に乗ったつもり」で安心して乗っていられると思います。
 
伊勢湾フェリー
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路を北上して、中部電力の渥美火力発電所の南の辺りまで行くと、西北西に対岸の知多半島と、知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ篠島や日間賀島、佐久島を望めますが、篠島と日間賀島が大きくて、知多半島の北側半分を、ほぼ隠してしまいます。
 
 渥美火力発電所の南に、渥美半島の先端の西岸に沿って並んで立っている風力発電施設を望めます。
 
 この辺りは、堤防道路の幅が狭くて、車がすれ違うのが難しいので、堤防道路と、堤防道路の直ぐ東側を、堤防道路に沿って延びている一般の道路の間を隔てる植え込みの、所々に設けられている、出入り口、兼、駐車スペース?に車を駐車します。
 
渥美半島の西岸
 
 
 篠島の南の海に浮かぶ野島です。
 
 無人島ですが結構大きく、岩山の上に灯台が見えます。
 
 篠島や日間賀島の周りには、10島ほどの無人島が在るようですが、一番大きそうです。
 
 野島の左奥に小さな島が見えます。
 
 なお、右手が篠島で、背後は知多半島です。
 
野島
 
 
 知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ篠島の市街地です。
 
 建物が沢山見えますので人口が多そうです。
 
 「南知多町観光協会」のホームページで、篠島の宿泊施設のリストを見てみると、大規模なホテルは在りませんが、中小規模のホテルや旅館、民宿などが沢山有り、観光客などを客として、地元で獲れた魚介類を使った料理を売り物にしているようです。
 
 篠島の民宿には、漁師が経営していて、自ら獲って来た魚を調理して、料理として提供している民宿も見られます。
 
 宿泊施設の多さから、観光が漁業と並ぶ島の重要な産業のようです。
 
 双眼鏡やデジカメのズームで見てみると、ホテルや旅館、民宿ではと思える、鉄筋コンクリートの建物が沢山見られます。
 
 なお、市街地の背後に見える背の高い建物は、知多半島の南部の東岸に在る、チッタナポリというリゾート地に立つマンションで、ひときわ高い建物が、「チッタナポリ」のシンボルタワーの「ナポリタワー」というタワーマンションです。
 
篠島
 
 
 知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ、篠島と日間賀島の間の海越しに撮ったチッタナポリです。
 
 三河湾を一望できるリゾートマンションとしては、こことラグーナ蒲郡の「ラ・メルカーサ」が双璧という感じですが、東海地方の中心の名古屋まで、いずれも1時間半以上かかり、名古屋に通勤、通学する本拠地としては?
 
 年に数日か、数十日滞在するだけのリゾートマンションでは、年に数日か、数十日使用するだけのクルーザーを数千万円で購入して、高い保管料でマリーナに預けるのと同じような不経済では、あるいは、不経済な事こそが裕福な人々の本当の贅沢かも知れません。
 
 ナポリタワーは豊橋港の辺りからも見えますので、間に視界を遮るものが無ければ相当遠くからでも見え、逆に、ナポリタワーの上層階からは東三河の広範囲の地域を望めそうです。
 
 渥美半島の表浜街道の脇の何ヶ所かに、「海岸への案内板」が立っていて、その内の一つの「百々海岸」に寄ってみたら、田原市の一番東の辺りの海岸ですが、東方の海岸線の上に高い構造物が見えたので、双眼鏡で見たら、浜松アクトタワーだった事があり、間に視界を遮るものが無ければ、高層建築などは相当遠くからでも見えるようです。
 
 なお、私は見晴らしの良い高い所が好きですが、赤の他人と触れ合う機会が多い集合住宅は好みでは有りません。
 
チッタナポリ
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路を北上して、中部電力の渥美火力発電所の辺りまで行くと、西方に対岸の知多半島と、知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ篠島や日間賀島、佐久島を望めますが、篠島と日間賀島が大きくて、知多半島の南側半分を、ほぼ隠してしまいます。
 
 この辺りは、堤防道路の幅が狭くて、車がすれ違うのが難しい上に、車を退避させるスペースが全く無いので、車を駐車で来ません。
 
 渥美火力発電所の北側を東西に延びる道路が在り、この道路と堤防道路が交わるT字の交差点付近が広くて、釣り人などは、ここに車を駐車しています。
 
 渥美火力発電所の西側の防風林(防災林)から、あちらからも、こちらからもとミンミンゼミの鳴き声が聴こえてきます。
 
 渥美半島の西部は、海から涼しい風が吹いてくるのと、山が沢山在って、山の斜面を冷えた空気が下ってくるのと、台地の上で地下水位が低くて、土壌が乾燥気味なことなどで、気候が冷涼で、土壌が乾燥気味の環境を好むミンミンゼミが沢山生息していて、渥美半島の表浜街道(国道42号線)を走行していると、赤羽根町の辺りから西の地域では、道路脇の民家の直ぐ裏山や、道路沿いの雑木林などから、元気の良いミンミンゼミの鳴き声が聴こえてきます。
 
 浜松でも「山あい」の地域や、山間部に行けばミンミンゼミが鳴いていますが、平野部(海抜数メートル)には、ほとんどミンミンゼミは生息していず、平野部の北に広がている三方原台地(海抜40、50メートル?)と平野部の境の、傾斜地や谷筋で、たまに、ミンミンゼミが鳴いているだけですので、いたる所でミンミンゼミの鳴き声が聴こえてくる渥美半島の西部は、セミの鳴く季節に行くと新鮮で楽しいです。
 
渥美半島の西岸
 
 
 知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ日間賀島です。
 
 比較的平坦な土地が多いようです。
 
 「南知多町観光協会」のホームページで、日間賀島の宿泊施設のリストを見てみると、大規模なホテルは在りませんが、中小規模のホテルや旅館、民宿などが沢山有り、観光客などを客として、地元で獲れた魚介類を使った料理を売り物にしているようです。
 
 日間賀島の民宿には、漁師が経営していて、自ら獲って来た魚を調理して、料理として提供している民宿も見られます。
 
 宿泊施設の多さから、観光が漁業と並ぶ島の重要な産業のようです。
 
 双眼鏡やデジカメのズームで見てみると、ホテルや旅館、民宿ではと思える、鉄筋コンクリートの建物が沢山見られます。
 
日間賀島
 
 
 写真の左端が篠島の南の海に浮かぶ無人島の野島で、その右側(北)が篠島です。
 
 篠島の右側(北)の海に幾つかの無人島が浮かんでいて、無人島の背後に知多半島の東岸の街並みを望め、その無人島の右側(北)に日間賀島を望めます。
 
篠島と日間賀島
 
 
 知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ佐久島です。
 
 愛知三島?の内で最も大きい島ですが、篠島や日間賀島に比べて人口が少ないようです。
 
 大きな島で、過去には稲作も行なわれていたようです。
 
佐久島
 
 
 知多半島の南端の師崎には、過去に一度行った事が有るだけでしたが、久しぶりに、昨年の春に知多半島の南端の師崎に行ってみました。
 
 知多半島の南端の南岸から撮った、師崎港の南に在る、知多半島の最南端の幡豆岬です。
 
 逆光の為にシルエットに成ってしまいました。
 
幡豆岬
 
 
 知多半島の南端の南岸から撮った、篠島の南の海に浮かぶ野島です。
 
 無人島ですが結構大きく、岩山の上に灯台が見えます。
 
 野島の手前の海に浮かぶ小さな島が見えます。
 
 逆光の為にシルエットに成ってしまいました。
 
野島
 
 
 知多半島の南端の南岸から撮った、知多半島と渥美半島の間の海に浮かぶ篠島です。
 
 逆光の為にシルエットに成ってしまいました。
 
篠島
 
 
 知多半島の南端の南岸から撮った、渥美半島の西端の伊良湖岬です。
 
 なお、伊良湖岬の山の上に立っている灯台のような建物は、灯台ではなく、伊良湖水道や伊勢湾内の海上交通の管制センター(伊勢湾海上交通センター)で、伊良湖岬灯台は海岸に立っています。
 
 逆光の為にシルエットに成ってしまいました。
 
伊良湖
 
 
 知多半島の南端の南岸から撮った、渥美半島の西端の伊良湖岬の西の海に浮かぶ神島です。
 
 逆光の為にシルエットに成ってしまいました。
 
神島
 
 
 知多半島の南端の南岸から西方に広大な伊勢湾を望めます。
 
知多半島の南端の南岸
 
 
 知多半島の南端の南岸から東方に、師崎港の南に在る、知多半島の最南端の幡豆岬、その先の海に篠島を望めます。
 
知多半島の南端の南岸
 
 
 知多半島の南端の南岸から南方に、広大な伊勢湾を望め、沢山の漁船が行き来しています。
 
伊勢湾
 
 
 知多半島の南端の東岸の師崎からは、日間賀島が間近に見え、肉眼でも建物や樹木が見えます。
 
 逆光の為にシルエットに成ってしまいました。
 
日間賀島
 
 
 チッタナポリのナポリタワーです。
 
ナポリタワー
 
 
 衣浦海底トンネルを通って、知多半島の東岸に沿って延びる国道247号線を南下して、知多半島の南端の師崎まで行きましたが、その途上、道路沿いに駐車できるような適当な場所が少なく、道路沿いに町並みが続いていて、周りが畑ばかりの渥美半島の表浜街道とは大分違いました。
 
 ネットでルート検索をして距離を調べると、片道120キロほどのようですが、途中で道を間違えて大回りをした為か、我が家と知多半島の南端の師崎の間の距離は、片道130キロほどになってしまい、所要時間も片道3時間半ほどになってしまい、早朝散歩に行ける渥美半島とは大分違いました。
 
 知多半島や、篠島、日間賀島、佐久島などは、渥美半島の先端の西岸の堤防道路から眺める方が良いです。
 
 
 
地元に戻る