見えている魚は釣れない
 
 舞阪漁港の西の端に在る、シラス漁に使う「引き網」の手入れをする作業場の北側の、浜名湖の護岸の脇を早朝の日の出前の、少し薄暗い時間に散歩していて、護岸の下の水面を見たら、ヒイラギという小魚が沢山泳いでいましたが、周りが明るくなると、水の底の方に移動したのか姿を消しました。
 
 ヒイラギは、この辺で「ネコタ」、「ネコマタギ」などと呼ばれてい、体が扁平で、小骨が多く、ヒレの棘が鋭くて食べ難く、猫も跨いで通ると言うのが名の由来です。
 
 子供の頃に、弁天に釣りに来て、「ネコタ」を釣って、川魚のフナやコイとは異なる姿の新鮮さに、これが海の魚だと喜び、シロギスなどと一緒に煮付けて食べたら、身は少なくても、アジのような味でした。
 
見えている魚
 
 
 ある時、浜名港の岸壁から水面を見たら、イワシの群れが水面近くを泳いでいました。
 
見えている魚
 
 
 上記と同時に、水底に近い深い所を、黒っぽい魚が群れて泳いでいました。
 
見えている魚
 
 
 水中の魚が陸からよく見えているという事は、水中の魚からも陸の様子が、よく見えているという事でもあり、陸から見えていて釣れるのは、警戒心の無い?「ダボハゼ」や「メゴチ」ぐらいで、子供の頃に、橋の上から下を覗いて、大きな魚が数匹泳いでいたので、魚の上流側から仕掛けを垂らして、水流にのせて近づけて見ましたが、釣り針に付いている餌を見向きもしませんでした。
 
 
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